■Project
不妊治療クリニック YouTubeブランディング
■Concept
YouTubeは非常に早いスピードで動画のトレンドが変化しています。ブランディングを設計するとしても現在のYouTube動画だけしか考慮していないと、数年後に通用しなくなってしまう可能性があります。また不妊治療は繊細な面を持っているので、YouTubeのブランディングもターゲットのお気持ちに沿う必要があります。ですが、これから治療を開始する方、現在治療中の方、治療をやめられた方など多岐に渡るお気持ちがあり一つの枠組みでは対応できない可能性があると考えました。
不妊治療へのイメージも、現在とても早いスピードで変化しています。一昔前には「試験官ベイビー」という言葉がありましたが、現在では不妊治療は未来設計の選択肢の一つとして定着しています。日本は「世界一の不妊治療大国」とも呼ばれており、現在6組に1組のカップルが不妊治療をしている現状があります。技術力の低さや妊娠しづらい体質ということではなく、不妊治療を開始する年齢が遅いのが原因と言われています。不妊治療に対しての知識がもっと浸透していけば現状は大きく変わっていく可能性があります。YouTubeのコンテンツの変化と同じく、不妊治療のイメージにも変化が起きています。多岐に渡る価値観、変化する状況、時代性を考慮して、私たちは本件のコンセプトを「不妊治療に多様性を」と設計しました。「多様性」という価値観は、多くの考えを包括するものであり、刻一刻と変化するべき価値観です。変化しない考えは固定観念となってしまいます。
■Deseign
クライアント側で組み合わせ、育てられるデータ納品形態を提案しました。多様性は変化する価値観です。画像などのデータ納品ではなく、クライアント側で作業可能なPowerPointにデザインデータを配置した状態で納品。必要なパーツはすべて私どもで高品質に制作し、そのパーツを必要に応じて、レゴブロックのように組み合わせて変化に対応できるようにしました。どんな組み合わせでも、トンマナやバランスが崩れないように検証を繰り返して制作。納品Powerpointのデータには全てマニュアルを同梱して、クライアント側で組み合わせの作業が可能なように配慮して制作しました。
■不妊治療クリニック YouTubeブランディング